2021年、Netflixドラマ『イカゲーム』が世界中で大ヒットし、その波に乗って一気にスターダムへ駆け上がったウィハジュン。
高身長と持ち前のビジュアルもあり、インスタグラムのフォロワー数も急増しましたが、彼の成功の裏には、挫折と再起、そして俳優としての地道な努力がありました。
今や韓国を代表する俳優の1人となったウィハジュンの素顔、俳優になるまでの道のり、そして俳優としての歩みを詳しく紹介していきます。
ウィハジュンのプロフィール基本情報
名前 | ウィ・ハジュン(韓国語表記:위하준 / 英語表記:Wi Hajun) |
本名 | ウィ・ヒョン(韓国語表記:위현이 / 英語表記:Wi Hyeon) |
生年月日 | 1991年8月5日 |
出身地 | 全羅南道 ワンド郡 |
高校 | 白岩高校 |
大学 | 聖潔大学 演劇映画学部 |
事務所 | MSTEAM ENTERTAINMENT |
兵役 | 空軍(2011年11月28日~2013年11月27日) |
身長/体重 | 180cm/68kg |
血液型 | B型 |
MBTI | ISTJ |
家族構成 | 父、母、兄(1987年生まれ)、姉(1988年生まれ) |
趣味 | 音楽鑑賞 |
特技 | アクロバット、ボクシング |
インスタ | wi__wi__wi |
島の少年から世界的俳優へ:ウィハジュンの波乱万丈な俳優までの道のり
夢を追いかけてソウルへ:中高生ウィハジュンの果敢な挑戦
中学生の頃、ウィハジュンは友人たちとダンスサークルを結成したウィハジュンは、舞台の上で踊り、人々から拍手や愛を受けることに喜びを感じ、漠然と「アイドルグループになりたい」「有名になりたい」という思いを抱くようになりました。
この経験が、彼の芸能界入りへの第一歩となります。
そんなウィハジュンは芸術高校への進学を希望しましたが、両親の反対にあい断念しました。
しかし、高校3年生の時、「このままではいけない、すぐにソウルに上がらなければ」と思い立ち、両親に手紙を書き、自分の夢を叶えたい気持ちを伝えます。
その結果、両親は彼の真剣な思いを理解し、急いで転校の手続きをしてくれました。
こうして高校3年生の5月、ウィハジュンはソウルへと上京します。
アイドルから俳優へ:挫折と再起の青春ドラマ
ソウルに来たウィハジュンは、まずアイドルになることを目指します。
高校3年生の時、SMエンターテインメントとJYPエンターテインメントのオーディションを受けました。
SMのオーディションは1次合格後、カメラテストまで受けましたが、最終的には落選してしまいます。
この結果を受けて、ウィハジュンは演技学院に登録し、本格的に俳優になるための準備を始めました。
彼は「最初の授業で頭を殴られたような感じだった。演技を簡単に考えていたようだ」と当時を振り返っています。
演技ができないことで叱責を受け、負けず嫌いな性格も手伝って、上手くなりたいという思いが強くなりました。
一生懸命勉強し、演技を学ぶうちに自然と映画をたくさん見たり、演劇を観たりするようになり、次第に演技に集中するようになっていきました。
大学と兵役:成長の糧となった青春時代
ウィハジュンは聖潔大学の演劇映画学部演に入学しましたが、入学後すぐの2011年11月28日、空軍兵709期として入隊し、2013年11月27日まで兵長として軍務を終えました。
軍隊では空軍憲兵機動打撃隊として活動しました。この経験は彼の人生観や性格形成に大きな影響を与えたようです。
スクリーンを席巻:ウィハジュンの華麗なる経歴
『チャイナタウン』でデビュー:夢への第一歩
ウィハジュンは2015年、映画『コインロッカーの女』で俳優デビューを果たしました。
その後は、『最高の離婚』ではペドゥナ、『ロマンスは別冊付録』ではイナヨン、『18アゲイン』ではキムハヌルなどを相手に年上に恋する年下男子を演じることが多かったです。
『イカゲーム』で大ブレイク:世界が注目した警察官役
ウィハジュンの知名度が一気に上がったのは、Netflixドラマ『イカゲーム』での活躍です。
このドラマは2021年9月17日に公開され、世界中で大きな人気を博しました。
ドラマの中でウィハジュンは、イカゲームのサブ主人公である警察官「ファンジュンホ」役を演じています。
失踪した兄の行方を探すため、命を賭けてイカゲームに潜入するものの、最終的には信じていた兄に銃で撃たれ、悲惨な結末を迎えるキャラクターを熱演しました。
ドラマの監督は、イカゲームをシリーズとして制作することを考えていた際、ファンジュンホというキャラクターには今後も活躍の余地が十分にあると考え、このキャラクターを作ったそうです。
実際、2024年に公開予定の『イカゲーム2』にも登場する予定なので、非常に楽しみです!
『卒業』で魅せる新境地:ロマンスドラマに挑戦
2024年に入ると、ウィハジュンはドラマ『卒業』に出演しました。
このドラマはスター講師と新入講師の大致洞(テチドン)学院街での多彩で密度の高いロマンスを描いたものです。
ウィハジュンは、このドラマで江南の新入講師ジュノ役を演じ、初恋の相手で先生でもあるヘジン(チョンリョウォン)とのロマンチックな物語を描いています。
これまでヒロインに想いを寄せる年下男子をたくさん演じてきたウィハジュンが、初めて一番手を演じたこのドラマは、第3話で韓国首都圏の視聴率が4%まで低迷してしまいましたが、そこからはもう一度巻き返し、最終回では最高視聴率の7.4%を記録し、まずまずと言える結果を残すことができました。
下積みも長かった:ウィハジュンの出演ドラマ・映画一覧紹介
ウィハジュンの出演ドラマ一覧
2016年『グッバイ ミスターブラック』ハジュン役
2017〜2018年『黄金の私の人生』リュ・ジェシン役
2018年『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』ユン・スンホ役
2018年『あの日のコーヒー』イ・ハミン役
2018年『最高の離婚~Sweet Love~』イム・シホ役
2019年『ロマンスは別冊付録』チ・ソジュン役
2020年『霊魂修繕工』 オ・ユミン役
2020年『18アゲイン』イェ・ジフン役
2021年『イカゲーム』ファン・ジュノ役
2021〜2022年『バッド・アンド・クレイジー』K役
2022年『シスターズ』チェ・ドイル役
2023年『最悪の悪』チョン・ギチョル役
2023年『京城クリーチャー』クォン・ジュンテク役
2024年『卒業』イ・ジュノ役
2024年『イカゲーム2』ファン・ジュノ役
ウィハジュンの出演映画一覧
2012年『彼らの平和』
2015年『コインロッカーの女』ヨン・ウゴン役
2016年『悪いやつは必ず死ぬ』チャ・ミョンホ役
2016年『カッター』ジョンテ役
2017年『必ず捕まえる』ヨン・ジョンヒョク役
2017年『金子文子と朴烈(パクヨル)』獄中の韓国の若者役
2018年『コンジアム』ハジュン役
2019年『ガール・コップス』チョン・ウジュン役
2021年『シャーク 覚醒』チョン・ドヒョン役
2021年『殺人鬼から逃げる夜』ドシク役
意外な一面も垣間見える性格:ウィハジュンの素顔
ウィハジュンは自身の性格について、「お調子者で、いつも会う少数の人とだけ会う」と語っています。
また、無愛想で気難しい面もあるそうで、愛嬌を振りまくタイプではなく、姉とも親しく気楽な兄妹関係ではないそうです。
学生時代は生徒会長や風紀委員長を務めるなど、規律を重んじる「軍紀班長」のような印象だったそうですが、現在はもう少し柔らかくなろうと努力していると言います。
そして、「両親を豊かにさせてあげたい」「国連難民を支援したい」「困っている人々に施しをしながら生きていきたい」といった素敵な思いを持っています。
現在は、良い人良い俳優になることを夢見ていますが、将来的にはエンターテインメント会社の代表になりたいという野望も持っていて、情熱があり、演技をしたいと思っている若者たちを発掘し、育てたいと考えているそうです。
多彩な魅力で観客を虜に:ウィハジュンの武器
「恐竜顔」の魅力:優しさと鋭さを併せ持つ表情
ウィハジュンは、いわゆる「恐竜顔」と呼ばれる顔立ちを持っています。
優しいイメージと知的で鋭い印象を同時に持ち合わせており、多様な表情を見せることができる外見が特徴で、口角と歯も彼の魅力です。
鍛え抜かれた肉体美:自慢の背中と「メンズヘルス」表紙モデル
ウィハジュンは筋肉質な体型の持ち主です。
格闘技のファンでもあり、バッグにはホームトレーニング用品と運動用グローブを入れて持ち歩くほど、ウェイトトレーニングを楽しんでいます。
自身の最も自信のある体の部位として背中を挙げているそうです。
2021年10月には、「体がいい芸能人」の必須コースである「メンズヘルス」のモデルとして表紙を飾りました。
善人から悪役まで:幅広い演技力で魅せる
ウィハジュンは、優しい印象とは裏腹に悪役も演じる俳優として知られています。
悪役を演じた作品もかなりあり、悪役の演技も上手だと評価されています。
また、『シャーク 覚醒』のドヒョンや『イカゲーム』のジュノ、『バッド・アンド・クレイジー』のKなど、運動や格闘が得意なキャラクターをよく演じています。
ファンなら知っておきたい:ウィハジュンの雑学
・お酒はあまり好きではなく、飲む量も多くて2本、友達と飲むときは1本から1本半程度
・格闘技の大ファンで、寝る前に格闘技の動画を見る
・UFCのロゴが刻まれたグローブも携帯している
・寝たい時はモッパン動画の音だけを聞きながら寝る(映像を見ると食べたくなるから見ない)
・ミントチョコアイスクリームが好き
・ラセック手術(近視矯正手術の一種)を受けている
・デビュー当初からスリラー映画に出演したいと思っていて、2021年の『殺人鬼から逃げる夜』でその夢を叶えた