韓国を代表する俳優イミンホ。
『花より男子』で一躍スターダムにのし上がり、11年連続で韓流スター人気トップの座を守り続ける彼の活躍は圧巻です。
そんなイミンホの無名時代の苦悩から世界的な成功、知られざるエピソードや最新作の情報まで詳しく紹介していきます。
イミンホのプロフィール基本情報
名前 | イ・ミンホ(韓国語表記:이민호 / 英語表記:Lee Min-ho) |
本名 | イ・ミンホ(韓国語表記:이민호 / 英語表記:Lee Min-ho) |
生年月日 | 1987年6月22日 |
出身地 | ソウル特別市 |
高校 | Danggok High School |
大学 | 建国大学 映画芸術学科 |
兵役 | 社会服務要員(2017年5月12日~2019年4月25日) |
事務所 | MYMエンターテインメント |
身長/体重 | 187cm/73kg |
血液型 | A型 |
MBTI | INFJ |
家族構成 | 父、母、姉 |
趣味 | サッカー、ゲーム |
インスタ | actorleeminho |
イミンホのデビューと下積み時代
イミンホの芸能界デビューは2003年のドラマ『四捨五入』でしたが、この時はまだ端役での出演でした。
本格的な俳優活動開始は2006年のドラマ『秘密の校庭』からです。
この作品でパクボヨンと共演し、初めて注目を集める役を演じましたが、これはイミンホの長い下積み時代の始まりに過ぎませんでした。
デビュー後、イミンホは約5年間の無名時代を過ごします。
この間、出演作品は多岐にわたり、ムンチェウォンと共演した『走れサバ!』、パクミニョンと共演した『アイ・アム・セム』など、様々な作品に端役や小さな役で出演し、地道に演技経験を積み重ねていきました。
この時期、イミンホは単発ドラマ『僕にはわからないけど』で主演を務める機会も得ましたが、大きなブレイクには至りませんでした。
交通事故でイミンホの下積みはさらに厳しい状況に
さらに、同い年の親友である俳優チョンイルと2人で海に遊びに行った際に事故に遭い、右太ももの骨と足首の骨が折れ、膝の軟骨が裂けるなどの重傷でした。
これにより7ヶ月の入院生活を余儀なくされ、出演予定が白紙になるという辛い経験もしています。
事故の後遺症は彼の演技キャリアにも影響を与え、『シティーハンター』の撮影中に手の震えが見られるなど、長期にわたって彼の身体に影響を及ぼしました。
しかし、イミンホは俳優の夢を諦めず、この経験が彼の決意を固め、より一層演技に打ち込む契機となったと考えられています。
この怪我の影響で、イミンホは兵役の際、社会服務要員となっています。
イミンホのブレイクのきっかけとなった『花より男子』
2009年、イミンホの人生を大きく変えたのは、日本の人気漫画を原作とした韓国版リメイクドラマ『花より男子〜Boys Over Flowers』です。
イミンホは主人公のク・ジュンピョ役(日本版で言う道明寺役)を演じ、これが彼の運命を変える転機となりました。
オーディション過程では激しい競争がありましたが、イミンホの魅力的な外見と演技力が製作陣の目に留まり、難関を突破しました。
特に印象的だったのは、イミンホの特徴的な「パーマヘア」スタイルです。
このヘアスタイルは瞬く間に流行し、多くの若者たちがイミンホを真似て同じヘアスタイルにしました。
また、ドラマ内でのファッションスタイルも話題を呼び、イミンホは一気にファッションアイコンとしても注目を集めました。
『花より男子〜Boys Over Flowers』の人気は凄まじく、最高視聴率35%(TNS基準)を記録。イミンホの演技や容姿は視聴者を魅了し、彼の名前は一夜にして韓国中に知れ渡りました。
ドラマの影響力は韓国国内にとどまらず、アジア各国でも大きな反響を呼び、イミンホは一気に韓流スターの仲間入りを果たしました。
この作品の成功により、イミンホは2009年KBS演技大賞での新人賞とベストカップル賞など数々の賞を受賞しました。
このブレイクを機に、イミンホへのオファーは殺到し、CM契約や雑誌の表紙を飾るなど、活動の幅を大きく広げ、5年間の無名時代を経て、イミンホはついにトップスターの仲間入りを果たし、韓国エンターテインメント界の新たなアイコンとして不動の地位を築いたのです。
イミンホの代表作と演技の評価、世界的スターになるまで
イミンホは『花より男子〜Boys Over Flowers』以降、慎重に作品を選び、毎回新しい姿で変身を遂げてきました。
主な代表作と評価を見ていきましょう。
『シティーハンター in Seoul』(2011年)
ドラマ『シティーハンター in Seoul』では主人公を演じ、原作とは異なる設定でプリクエルとして制作されました。
原作者もイミンホのキャスティングに大変満足し、サインを送って制作発表会で公開するほどでした。
このドラマでイミンホは演技力だけでなく、魅力も際立ち、特に眼差しやアクション演技は非常に高く評価されます。
「イミンホの、イミンホによる、イミンホのためのドラマ」という評価が出るほどでした。
この作品でイミンホは中国でもシンドローム級の人気を博し、海外でも強力なファンダムを形成しました。
『相続者たち』(2013年)
ドラマ『相続者たち』では主人公キム・タン役を演じ、最高視聴率25.6%を記録し、年末水木ドラマ1位を維持する大ヒットに貢献しました。
既存のキム・ウンスク作家特有の気難しいロマンティックコメディの男性主人公とは異なり、優しく直進する高校生の姿を淡々と演じ切り、2013 SBS演技大賞で中編ドラマ部門男性最優秀演技賞、ベストドレッサー賞、10大スター賞、視聴者人気賞、ベストカップル賞の5部門を受賞しています。
『相続者たち』は中国でも高い人気を博し、イミンホを一躍最高の韓流スターに押し上げました。
『青い海の伝説』(2016年)
ドラマ『青い海の伝説』では、ホ・ジュンジェとキム・タムリョンの1人2役を演じ、ロマンティックコメディとアクション、スリラーを行き来しながら繊細で差別化された演技で「さすがイミンホ」という賞賛を受けました。
台湾や中国など、アジアで人気を博し、韓国映画・ドラマデータベース構築サイトHanCinemaで最も好きな男性俳優1位に選ばれました。
また、英語圏最大の韓流ポータルサイトSoompiが主催する第12回Soompi Awardsでは、今年の俳優1位、『青い海の伝説』が今年のドラマに選ばれたのに続き、ベストカップル賞を受賞し、3冠を達成しました。
『ザ・キング:永遠の君主』(2020年)
2019年に兵役を終えて除隊した後の復帰作として、『相続者たち』の作家キム・ウンスクとの縁で『ザ・キング:永遠の君主』にイ・ゴン役で出演。
国内では作品自体はあまり良い評価を受けませんでしたが、海外ではNetflixを通じて多くの人気を集め、イミンホの人気も同時に高まりました。
特にナイジェリアではイミンホシンドロームが社会現象化し、国民の婿の仲間入りを果たしたと言われ、ガーナでも爆発的な人気を博しています。
『パチンコ – Pachinko』(2022年)
2022年3月25日に公開されたApple TV+のドラマ『パチンコ – Pachinko』に主演として出演しました。
イミンホは劇中、若い頃のソンジャ(キム・ミンハ)の人生を根底から揺るがすハンス役を演じ、ハンスの拒否できない致命的な魅力はもちろん、野望と愛の間で葛藤する複雑多端な内面を繊細に描き、斬新な演技変身を見せました。
この演技に対し、観客と評論家は「イミンホの再発見」という賞賛を送り、2022年ゴールドダービーTVアワードで『パチンコ – Pachinko』で俳優部門最優秀賞、今年の俳優賞の2冠を受賞しました。
また、『パチンコ – Pachinko』は第38回フィルム・インディペンデント・スピリット・アワードで最高アンサンブルキャスト賞、クリティクス・チョイスTVアワードで最優秀外国語ドラマ賞を受賞する快挙を達成しました。
イミンホの出演ドラマ・映画を一覧紹介
出演ドラマ一覧
2003年『四捨五入』
2004年『ノンストップ 5』
2005年『恋するレシピ』レストラン従業員役
2006年『秘密の校庭』パク・ドヒョン役
2007年『走れサバ!』チャ・ゴンチャン役
2007年『アイ・アム・セム』ホ・モセ役
2008年『僕にはわからないけど』ミン・オッキ役
2009年『花より男子〜Boys Over Flowers』ク・ジュンピョ役
2010年『個人の趣向』チョン・チノ役
2011年『シティーハンター in Seoul』イ・ユンソン役
2012年『シンイ-信義-』チェ・ヨン役
2013年『相続者たち』キム・タン役
2016〜2017年『青い海の伝説』ホ・ジュンジェ役 キム・タムリョン役
2020年『ザ・キング:永遠の君主』イ・ゴン役
2022年『パチンコ – Pachinko』コ・ハンス役
2024年『パチンコ – Pachinko シーズン2』コ・ハンス役
未定『星たちに聞いてみて』コン・リョン役
出演映画一蘭
2008年『うちの学校のET』オ・サンフン役
2008年『カン・チョルジュン 公共の敵1-1』チョン・ハヨン役
2015年『江南1970』キム・ジョンテ役
2016年『バウンティー・ハンターズ』イ・サン役
2025年『全知的な読者の視点から』ユ・ジュンヒョク役
イミンホは11年連続で人気韓国俳優ランキング1位
2024年4月3日に公開された「2024海外韓流実態調査」(2023年基準)で、イミンホは11年連続で世界中の人々が最も好む韓国俳優1位に選ばれました。
特に中東と東南アジアでドラマ部門の好感度と人気度が急上昇しており、イミンホが韓流をけん引する役割を果たしていると分析されています。
アジア太平洋、アメリカ、ヨーロッパ、中東、アフリカなど、世界のすべての地域で均等な人気度と好感度を示し、圧倒的な1位を記録しました。
特に「最初に思い浮かぶ韓国俳優」という番外調査結果でも1位を記録するなど、韓流ブーム以上に変わらぬ人気を示しています。
そんなイミンホの人気エピソードとして、アメリカ文化が根強く残るフィリピンにて、イミンホのファンミーティングは、ビヨンセやマライア・キャリーよりも多くの人が集まると言われています。
また、中国では、2014年1月に外国人の出演が難しいとされる中国CCTVの春晩(春節特別番組)に韓国人として初めて出演し、イミンホが登場した瞬間に最高視聴率を記録し、7億人の視聴者が見たと言われています。
イミンホの最新の活動と今後の展望
イミンホは現在、ウェブトゥーン原作の映画『全知的な読者の視点から』の撮影中です。
また、今年韓国で初めて試みられる宇宙ステーションを背景にしたドラマ『星たちに聞いてみて』とApple TV+『パチンコ – Pachinko シーズン2』にも出演予定で、非常に楽しみな作品が続きます。
さらに、イミンホは国内外の100以上の様々なブランドの広告モデルやアンバサダーとして全世界で活動し、影響力を誇示しています。
全世界が愛する韓国を代表する俳優にふさわしく、各種SNSチャンネルでも多様なファンたちの愛情を受けながら、話題性とトレンドをリードするスターとして君臨しています。