子役としてデビューし輝かしい実績を積み上げ、将来の活躍が約束されたように思われたキムセロンですが、飲酒運転という過ちによって現在は事務所にも所属していなく、今後の活動も不明のキムセロン。
そんな彼女の子役時代の活躍、衝撃の飲酒運転事故の映像、そしてキムセロンという女性がどのような人なのか深く掘り下げていきます。
キムセロンのプロフィール基本情報
名前 | キム・セロン(韓国語表記:김새론 / 英語表記:Kim Saeron) |
本名 | キム・セロン(韓国語表記:김새론 / 英語表記:Kim Saeron) |
生年月日 | 2000年7月31日 |
出身地 | ソウル特別市 城北区 吉音洞 |
高校 | ソウル公演芸術高等学校 |
大学 | 中央大学校演劇映画科 |
事務所 | ファンタジオ (2009年~2016年) YGエンターテイメント (2016年~2019年) ゴールドメダリスト (2020年1月1日~2022年12月1日) |
身長/体重 | 167.5cm/48kg以上 |
血液型 | B型 |
MBTI | INTJ |
家族構成 | 父、母、妹2人(キム・アロン、キム・イェロン) |
趣味 | ウェブ漫画、釣り |
インスタ | ron_sae |
キムセロンの子役時代から現在までの波瀾万丈な人生
キムセロンは2001年に雑誌の子役モデルとしてデビューすると、日本でいう教育番組などにも出演し、様々なメディアに出演する人気子役でした。
こちらが子役時代のキムセロンが出演していた番組です。
そして、2009年の映画『冬の小鳥』で役者としてもデビューすると、父親に捨てられ、養子縁組を待つ幼い子供の感情を繊細に表現し、大衆の注目を浴びました。
特に、父親に捨てられた後、全身に土をかぶり、生と死の境目で感じる苦しみを表現した演技は、この映画の最高の名シーンのひとつに挙げられるほどのインパクトを残しました。
この『冬の小鳥』でカンヌ国際映画祭に招待され、レッドカーペットも踏むことになり、カンヌに進出した最年少の韓国俳優/女優として絶賛されています。
翌2010年のに出演した映画『アジョシ』は観客動員数628万人のヒット作品となり、これら最初の2作品だけでキムセロンは大注目の子役となりました。
2012年には映画『隣人』の主演の1人に抜擢され、さらに難しい1人2役を見事に演じきり、キムセロンの演技力と豪華な助演陣の熱演に支えられ、この映画も順調な興行成績を収めることができました。
2013年はドラマ『女王の教室』でキム・ソヒョン役を熱演しました。
キム・ソヒョンは塾に一度も通わずに全校1位、休み時間にも友達と遊ぶよりも本を読む無愛想な性格だが、道義に反することを見ると我慢できない性格を持つ役で、当時のインタビューでは「今まで暗い役ばかりを演じてきたからか、今回は明るい役を演じてみたかった」と話し、 シム・ハナ役のキムヒャンギが羨ましいと明かしながらも、「しかし、俳優はどんな役が来ても消化できるはずだ」とかなり大人びた受け答えをしていました。
2014年には映画『私の少女』で再びカンヌ国際映画祭に招待され、キム・セロンは15歳になる前にカンヌのレッドカーペットを2度も踏む順風満帆なキャリアを積み上げてきました。
そして、これまで暗い役ばかりで明るい役も演じたいと思っていたところ、ドラマ『ラブオン・ハイスクール』で元気で明るい役に抜擢されましたが、これまでのイメージもあってか、少し演技がぎこちないという声もちらほら聞こえてしまいました。
2015年11月21日から2017年4月15日まで「ショー! 音楽中心」のMCに抜擢され、活動領域を広げています。
2016年は、ユンシユンの除隊後初の復帰作として注目を集めたドラマ『魔女宝鑑』の主演しました。これはキムセロンにとって初めての時代であり、さらに20代を演じる脱子役の転換を試みる作品でしたが、これを見事成功させました。
2019年にはウェブドラマ『恋愛プレイリスト シーズン4』で、ソヨン大学19期生のソ・ジミン役で出演し、これまでのキムセロンの作品の中で最も明るい役だったが、これが1番キムセロンの本来の性格に最も近しいキャラクターなんだろうと思わせてくれる作品になりました。
こうして同じく子役出身の女優として活躍するキムユジョンやキムソヒョンと共に今後が期待されていましたが、後に紹介する2022年5月18日の飲酒運転事故がきっかけとなり、状況が一転してしまいました。
この飲酒運転事故が起きた時期は、キムセロンは主演の1人としてNetflixドラマ『ブラッドハウンド』の撮影中で、この作品に携わる多くの人にも迷惑をかけてしまいます。
キムセロンの影響で撮影が約1ヶ月も中断され、作品に影響が出ないように考慮しながら制作チームによってキムセロンの出演シーンは最小限にまでカットされました。
才能は疑う余地もないのに、飲酒運転という過ちを犯し、これまで積み上げてきたキャリアをぶち壊してしまいました。
その後、所属事務所のゴールドメダリストとの再契約を行わず、現在は事務所に所属していない芸能活動も不透明な状況になっています。
ただ、現在もインスタのフォロワー数は378.9万人(2024年4月現在)とファンは多くいるので、何かしらの活動は再開できそうです。
キムセロンの子役時代の作品が青少年観覧不可映画ばかりの理由は?
キムセロンが出演した映画の半数は青少年観覧不可映画です。
子役として映画をデビューしてからの5年間で考えると、デビュー作の『冬の小鳥』以外の5作品が全て青少年観覧不可映画だから凄いですよね。
もはや青少年観覧不可専門の子役と言ってもいいぐらいでした。
このような作品に多く出演することになったのは、デビュー初期のイメージもあるだろうが、それに加えて、本人が脚本を確認して気に入れば全ての作品に出演するようにしていたというのも理由のようです。
幼い頃から出演したほとんど全ての作品で、あまりにも悲惨で非凡な、本当に涙が出るほどあらゆる恐ろしいことを経験する可哀想な役柄を演じてきていて、その中でも誘拐される役柄が異常に多いです。
2010年に公開された『アジョシ』では麻薬関連集団に誘拐され、眼球を摘出されそうになり、2012年公開の『隣人』では殺人鬼に誘拐されて殺され、同じく2012年公開の『Barbie』では臓器売買業者に連れ去られそうになるが、弟が代わりに行ってしまいます。
さらに、2012年のドラマ「会いたい」では声の出演だが、性的暴行を受け殺害されたという設定で、2014年に公開された『私の少女』では義父に監禁され、同じ年に公開された『悪魔は闇に蠢く』では誘拐されて死ぬところでした。
そして、2015年の『華麗なる誘惑』では人質にされるために誘拐され、2017年に公開された『雪道』では日本軍に拉致され、慰安婦生活をする役柄でした。
キムセロンは作品の中ですが、人が一生をかけても経験することない苦難を擬似的にですが体験したとも言えるでしょう。
キムセロンの飲酒運転事故の詳細は?事故映像あり!
キムセロンは2022年5月18日午前8時頃、ソウル特別市江南区のある交差点で飲酒運転をして事故を起こした後、逃走してしまいました。
その事故映像がこちらです。
事故を起こした後に通報を受け出動した警察によって現場逮捕され、飲酒運転だったことが発覚し、免許取り消しになっています。
ちなみに、20代の一般女性の同乗者もいたようです。
キムセロンがぶつかったのは変圧器のようなもので、この衝突によって、この辺りの一部の商店街で停電になったそうです。
これも大きな被害ですが、人をひいてしまったなど人命にかかわることではないのが、唯一の救いかもしれません。
この事故の後、キムセロンは自身のインスタのコメント機能を停止しこともあり、更なる非難も浴びました。
そして、所属事務所のゴールドメダリストとキムセロン本人は次のように謝罪文を出しています。
以下は韓国語の謝罪文を翻訳したものです。
こんにちは。ゴールドメダリストです。
まず、正確な事実関係の把握に時間がかかり、公式の立場が遅くなったことをお詫び申し上げます。
所属俳優キム・セロンの飲酒運転で発生した事故により、ご心配をおかけしたことを心からお詫び申し上げます。
キム・セロンは自分の過ちを深く反省しています。 また、キム・セロンは、この件で被害と不便を被った多くの方々と、破損した公共施設の復旧のためにご尽力されている全ての方々に心からお詫びの気持ちを伝え、被害復旧のために最善を尽くすことを約束しました。
キム・セロンは昨日(18日)採血検査後、帰宅措置され、今後の警察の調査にも誠実に臨む予定です。
当社もこのような事件が発生したことに対し、深く責任を痛感しております。この件でご迷惑をおかけした皆様には、あらためてお詫び申し上げます。今後、コミュニケーションを取りながら積極的に解決していくよう最善を尽くします。
今後は、このようなことが起こらないよう、アーティストの管理にはさらに慎重を期すよう努めてまいります。 改めまして、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
こんにちは。キム・セロンです。
まず、事故と被害状況を整理した後、遅くなりましたが、お詫び申し上げます。
私は昨日5月18日午前8時頃、江南で公共器物を破損する事故を起こしました。 当時、私は飲酒状態で大きな過ちを犯しました。
私の誤った判断と行動で、周辺の商店街の商人の方々、市民の方々、復旧してくださる方々、あまりにも多くの方々にご迷惑をおかけしました。 もっと慎重に、責任を持って行動すべきでしたが、そうすることができませんでした。心よりお詫び申し上げます。事故による被害は現在、会社と一緒に整理を進めている最中であり、最後までコミュニケーションを取りながら積極的に解決できるよう最善を尽くします。
また、撮影中の作品や準備中の作品の制作に支障をきたすことになり、仲間の俳優やスタッフの方々をはじめとする制作陣にも大変申し訳ございません。あらためて深くお詫び申し上げますとともに、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
今回の不名誉な事件に対して言い訳の余地はなく、私が犯した過ちに自分自身も失望し、とても恥ずかしいです。 二度とこのようなことが起こらないように、深く反省し、また反省します。 申し訳ございません。
この事故によって、停電になってしまった商店街の人たちがキムセロンに損害賠償を求め、キムセロンはそれを償い、警察は罰金として2,000万ウォン(約200万円)を求め、裁判を通じてこれが正式に決定しました。
この飲酒運転事故の後、キムセロンの芸能の仕事はキャンセルが相次ぎ、賠償や生活のためにカフェでバイトをしていたとなっているが、子役から活躍していて資産はあるだろうし、世間は同情を誘うためだけの嘘だと否定的な見方をしています。
世間がそう考えるのもしっかりと根拠があり、キムセロンが20歳のときに住んでいたマンションは2億円相当で、約2000万円のベントレーに加えさらに数台の外車を所有していた事実があります。
キムセロンがキムスヒョンとの意味深なツーショット投稿した理由は?
2024年3月24日、キムセロンが次の写真を自身のインスタのストーリーに掲載し、大きな話題になりました。
この写真は公開された3~4分後には削除されたのですが、瞬く間に拡散されました。
この距離感のツーショット写真は付き合っているんじゃないかと思ってしまいますよね。
実際、交際しているのか大きな話題となりましたが、実際はゴールドメダリストに所属していた同士で仲が良いだけで付き合ってはいないようです。
キムスヒョンは今もゴールドメダリストに所属していて、事務所が「熱愛の事実はなく、キムセロンがなぜこのような行動をしたのか意図もよくわからない」と困惑したようなコメントを出しています。
キムスヒョンは現在放送中のドラマ『涙の女王』で活躍しているので、その活躍を見て、思い出を載せたくなったのか、プライベートで友達に送ろうとしたものを間違えたのか、真相は今後もわかることはないでしょう。
キムセロンはどんな性格?過去のインタビューから価値観を探る
このように最近はよく世間を賑わせているキムセロンですが、実際にどんな人なのか、過去のインタビューなどから深ぼっていきます。
キムセロンは女優という職業を選んだことを後悔したことは一度もないと言い、大変な役でも演技を続ける理由は「誰かが作品を見てくれるのが快感でいくらでも続けられる」と言っています。
やはり、根本は人を楽しませるのが大好きのようです。
ただ、演じ方にかなりこだわりがあり、出演作品も事務所や両親のアドバイスがありながらも自分で決めてきたというので、強い芯のある女性である可能性が非常に高そうです。
また、同年代の他の女優とは異なり、暗い役を主に引き受けてきた理由については「世の中、明るい子だけではないでしょう。 いろんな人がいて、そういう人を見なければいけませんよね。 暗い子もいるはずです。 誰かはそういう役を引き受けなければなりません。 面白いです。」と答えていて、幼い頃から芸能界に入り、周りには大人が多かったせいか、キムセロンの考え方はかなり大人っぽいですよね。
キムセロンの出演作品一覧
キムセロンの出演ドラマ
2011年『私の心が聞こえる?』ポン・ウリ(少女時代)役
2011年『天上の花園』カン・ウンス役
2012年『ファッション王』イ・ガヨン(少女時代)役
2012年『ロマンスが必要2』ユン・ギヒョン役(カメオ出演)
2012年『お母さんが何だって』パク・セロン役
2012年~2013年『会いたい』チェ・ボラ役(カメオ出演)
2013年『女王の教室』 キム・ソヒョン役
2014年『ラブオン・ハイスクール』イ・スルビ役
2015年『雪道』カン・ヨンエ役
2015年『華麗なる誘惑』シン・ウンス(少女時代)役
2016年『魔女宝鑑 〜ホジュン、若き日の恋〜』ヨニ / ソリ役
2019年『レバレッジ 最高の詐欺師たち』コ・ナビョル役
2020年『誰も知らない』チャ・ヨンジン(少女時代)役
2021年『優秀巫女カ・ドゥシム』カ・ドゥシム役
2021年『彼女たち』ソッサン役
2022年『キス・シックス・センス』キム・スビン役
2023年『ブラッドハウンド』チャ・ヒョンジュ役
キムセロンの出演ウェブドラマ
2015年『私たち星になる(英題:To Be Continued)』チョン・アリン役
2019年『恋愛プレイリスト シーズン4』ソ・ジミン役
キムセロンの出演映画
2009年『冬の小鳥』ジニ役
2010年『アジョシ』ソミ役
2011年『俺はパパだ』ハン・ミンジ役
2012年『隣人 -The Neighbors-』スヨン / ヨンソ役(一人二役)
2012年『バービー』イ・スニョン役
2012年『私は王である!』スヨン役
2014年『悪魔は闇に蠢く』キム・グムファ(幼年期)役
2014年『私の少女』ソン・ドヒ役
2014年『悪魔は闇に蠢く』ソンイ役
2016年『大俳優』カメオ出演
2017年『雪路』カン・ヨンエ役
2018年『守護教師』カン・ユジン役
2022年『私たちは毎日毎日』ハン・ヨウル役